オイラレオと同じ内容です。スミマセン!
土曜の午前、ジニーのご家族が近くまで用事があって来るということで、ジニーを
抱っこして顔を見せに来てくれたんです。もう嬉しくて・・・ヨ ヨ ヨ・・・。
その様子は・・・なんと言ったらいいのだろう。幸せそのものだったんです。ジニーは
もちろん、ジニーを囲むご家族のお顔も。
テコテコ歩き出すジニー。ますます、恐ろしいほど可愛くなっている~。
リビングドアの向こうにワフワフしているレオを見つけたら、ジニーはドアの前に
座り、ママさんの顔をジーッと見上げたんです。
ママさんはすぐにジニーの前に座って、ジニーに「うん、レオくんだね」と話しかけて。
うるっ。
お姉ちゃんもジニーをとっても大事に抱っこして帰っていきました。女同士の結束は、
これからますます強くなっていくでしょう。
私は事前に散々‘子犬はもんのすごーく大変ですから~’と伝えておいたのですが、
「困っていることなんて何もありませんよ。と~ってもいい子です」
と言ってくださいました。 ジニー、正式譲渡となりました。
☆ ☆ ☆
何を考えていたか。それは、ホントにこれで良かった~・・・、ということ。
大事なジニーを預かって、お見合いも任せてもらった時に、今までの色々なことが
思い出されて・・・道を間違えてしまうところだった。
チッピやふうちゃんはすぐに素晴らしい里親さんに会えたが、メイの初めての
お見合いの時は悲しかった~。
箱に詰められて捨てられていたメイは、箱を開けたとき他の兄弟みんな死んで
しまっていたらしい。
当然環境も悪かったせいで、パルボ発症。命が助かったのだがその後疥癬も発症。
写真ではあまり分からなかったかもしれないけれど、毛がどんどん抜けてきて
痒がる様子はとても可哀相だった。
我が家でもしばらくは直接レオと接することがないよう隔離しながら、獣医さんで
貰った専用の薬用シャンプーを使用して3日に一度シャンプーする生活が続いた。
大嫌いなシャンプー、ずっと頑張った小さなメイ。毛もようやく生え揃って来た時の
お見合いはワクワクしていた。
なのに、お見合い相手は毛並みをとても気にした。疥癬のことを話すと、何やら
後ろで話していた。でも帰り際「うちの子になる?」とメイに言って帰っていったのだ。
しかし・・・お断りの連絡が入った。理由は「疥癬だったから」。
HPには、劣悪な環境から来ている子たちなので、病気などもあることを承知して
ください、とあるのに。メイも一生懸命頑張ったのに。
もちろん理由は他にあったのかもしれない。でも疥癬を理由にして欲しく
なかった・・・
お見合い相手を見極めれなかったこと、こちらから先に断れなかった悔しさが、
ドドーッと押し寄せてきて、あの時は不覚にも涙が出てしまった!
あの痛みがあるから、構えすぎてしまった。
今回お見合いの後、ジニーの里親さんが言ったある一言が気になってしまった。
大したことではないのだけど、ジニーがこれまで何人もの思いやりの気持ちの
おかげで助かったことや、犬を飼うことの重さを話し過ぎたせいだと思う。少し気弱
になってしまった発言。無理もないのに・・・。
でもメイのことを思い出していた私には、「申し訳ありませんが、この子をお渡しする
ことは出来ません・・・」などと、全くもってエラソウなことを言ってしまったのだ。
そんな私に里親さんは
「うまく言えなくてすみません。もう1度チャンスを下さいますか?」
と言ってくれたのだ。
電話を切って考えてしまった。お見合いの時、実はジニーの赤い糸はこの家族に
繋がっている、と確かに感じた。それを私がプッツリ切ってしまっていいのだろうか。
ダンナに相談すると、ダンナはすぐに答えた。
「その発言は、犬を初めて飼う人の、当然の発言だと思うよ。レオを飼うときの
気持ちを思い出せ。簡単にうちの子になる~?などと言う人よりも、ずっとずっと
深く考えている人の本音の言葉だ・・・」。
そして里親さんは「ぜひ家族に迎えさせてください」と言ってくださった。私もお願い
します、と伝えた。
そして数日振りに会ったジニーの顔はますます輝いていた・・・。エカッタエカッタ、
うるうる・・・
☆ ☆ ☆
お見合いは受ける人も迎える側も真剣勝負。長い犬の一生がかかっているの
だから。
お見合い相手には、病気の子も毛が抜けてしまった子も、自分がキレイに生まれ
変わらせてあげたい、マイナス面もプラスに変えるくらいの気持ちで受け止めて
欲しいと願う。
そんな風にお見合いを迎える立場のことばかり考えていた。
でも私、ふとしたことで、お見合いを断られる立場の人の気持ちを今まで考えたこと
が無かったことに気付いた。
家族でその子を迎えたいとお見合いに行って、断られるってどんな気持ちになるの
だろう。
条件は厳しい。大事に預かっている子ならなおさら、どんなことがあってもその子が
ずっと幸せでなくてはならない。当然のことだ。
でも、どうしても言葉が上手く伝わらない時もあるのが人間同士だ。緊張、やっと
会えた焦りなど考えていたことと違う言葉が出てしまうこともあるだろう。
経験浅い私には難しいけれど、ワンコの幸せを見極めようと構えるあまり、言葉一つ
でこれはダメだ!などと早まってもいけないんだなあと、今回思った。
でもくどいけど、物言えぬワンコだからこそ、厳しく見ないといけないのはもちろん
大前提なのだ。
でもこんな私と、大きな気持ちでやり取りしてくれたジニーの里親さんには本当に
感謝します。ありがとうございます・・・
そして、お見合いを断られても、真剣にまた向かい合おうとする人もいる。
素晴らしいと思う。
どうか、あきらめないで、縁がある子に会える日まで頑張って欲しいと思う。
あ、いや~、長々と書いて、何が言いたいかというと・・・
望まれて、幸せになれる幸運が、里親探し中のたくさんのワンコに訪れますように。
ああ、うまく書けない・・・。まだ体調不完全・・・?いつものことか?